映画「ワクチン後遺症」ーその改善策は?
大阪の開業医長尾和弘先生らによるシンポジウムの記録映画「ワクチン後遺症」を見てきました。
長尾先生は患者さんの例を複数紹介。新型コロナワクチン接種後に日常生活が奪われてしまった人々の事例がいくつも画面に映し出されました。
・中学生:ヨロヨロとしか歩けなくなり、壁を伝い歩きしている
・50代女性:不正出血、動悸。倦怠感のためゆっくりとしか歩けないのでおばあさんにも追い抜かれる
・80代:めまいと吐き気で食事がろくにとれなくなり接種後17kgも体重が減少
・50代女性:頭痛、全身の痛み、ぶつけていないのに内出血、体の震え、動悸、倦怠感。血液検査では異常がなく、病院をたらいまわしにされる。
・40代女性:頭痛、倦怠感、体の力が入らない。また夜中に胸が締め付けられるような激しい痛みを感じ、何度も救急車を呼び、狭心症と診断された。吐き気も。
・小学6年生女児:接種後2週間経ってからお腹がムカムカすると言い始め、食事がまったく摂れなくなった。舌が真っ白になったり、逆に真っ赤になったりする。蕁麻疹が出たり、熱も上がったり下がったり。しばらく入院し、食事が摂れないため点滴で命をつないだが、倦怠感もいちご舌も改善せず
等々
症状が現れるのは、接種の翌日の人もいれば、接種後2週間経ってから、という人もいてさまざま。
病院へ行ってどんな検査をしても数値には異常が出ない人がほとんどで、あちこちたらい回しにされた挙句、「どこも悪いところはないので、精神的なものでしょう」とあたかも心の問題であるかのように言われるという苦い体験をしている人がほとんどです。
しかし、救いなのは、みな長尾先生の治療によって、かなり回復してきていること(完全には治っていませんが)。
新型コロナワクチン後遺症の治療として、長尾先生は以下のような薬やサプリの投与をされているとのこと。
・グルタチオン点滴
・補中益気湯
・ステロイド
・イベルメクチン
・ビタミンD、亜鉛
・Mガード
ワクチンを打ってしまった方、あるいは自分は打ってないけれど、家族が接種して以来不調がある、というような方は上記の薬やサプリを試してみてはどうでしょうか。
家族が接種したら自分にも謎の症状が現れた、という方はたくさんいらっしゃいます。ワクチンの成分であるmRNAが呼気や汗などから空気中に拡散し、伝播するためです(=シェディング)。
長尾先生が使っていらっしゃる薬やサプリメントを以下に簡単に解説します。
グルタチオン
グルタミン酸、システイン、グリシンの3つのアミノ酸がつながって構成される物質(=トリペプチド)。人間のほぼすべての細胞に存在するとされており、抗酸化に大きな役割を果たしています。ワクチンに含まれる酸化グラフェン(新型コロナウイルスを不活性化するという説もあれば、人体に有毒との説もある物質)の解毒に役立つという説もあります。昔はアミノ酸にまで分解されないと腸壁から吸収されないとされており、そのため口から摂っても意味はないとされていました(だから長尾先生は点滴されるわけです)が、すべてではなくともトリペプチドであるグルタチオンのまま吸収され、効果を発揮することがわかってきたとのこと。なので、サプリメントでも効果はあるはずです。
補中益気湯
気(目に見えない生命エネルギー)が足りない人に処方する漢方薬です。「中」は胃腸を指し、胃腸が弱っている人、全身倦怠感のある人などの消化吸収機能を補って、「気」を増進させ、病気に対する抵抗力を増してくれるとされています。成分は人参(ニンジン)、蒼朮(ソウジュツ)、黄耆(オウギ)、当帰(トウキ)、陳皮(チンピ)、大棗(タイソウ)、柴胡(サイコ)、甘草(カンゾウ)、生姜(ショウキョウ)、升麻(ショウマ)。
ステロイド
副腎皮質から分泌されるホルモンの一種で、体内の炎症を抑えたり、過剰になった免疫を抑制する作用があります。ただし副作用もあり、また、ワクチン後遺症の人は医療不信も強いため、いやがる人が多い、と長尾先生もおっしゃっていました。これは個人の判断で服用するようなものではありません。
イベルメクチン
寄生虫の薬としてアフリカなどで長く使用されてきた薬ですが、新型コロナウイルス感染症の治療にも大きな効果があるとして話題になりました。日本のノーベル賞科学者である大村智先生が開発された薬です。ウイルスの増殖を抑える効果だけでなく、炎症を抑制する作用があります。新型コロナウイルス感染症の治療にも、また同感染症の後遺症にも効果がある、と長尾先生はおっしゃいます。この薬はインターネット通販で簡単に海外から取り寄せることができます。
ビタミンD、亜鉛
免疫力を強化するビタミンとして近年特に注目を集めているのがビタミンDです。過剰な免疫を抑制し、必要な免疫を促進する「免疫調整機能」があるとされています。またミネラルとしては亜鉛が特に役立つとされています。亜鉛は細胞の分裂や新陳代謝を促すことによって、免疫細胞を活性化させ、自然免疫力を高めると考えられています。
Mガード
一般的には認知症対策のサプリメントとして利用されているもので、有効成分はヘスペリジン、ナリルチン、α-GPC、ケイヒの4種類です。
ヘスペリジンは柑橘類の皮に多く含まれるフラボノイドの一種です。フラボノイドには抗酸化作用があります。
ナリルチンもじゃばら(ゆずに似た柑橘類)から抽出するフラボノイドの一種です。
α-GPCは大豆レシチンを加水分解して得られる「グリセロホスホコリン」という成分です。ビタミン様栄養素「コリン」の補給が目的で、コリンは細胞膜の構成と補修に関わり、健康と若さを保ち、脳の機能維持に役立ちます。
ケイヒ(桂皮/シナモン)はクスノキ科の常緑の高木。中枢神経系の興奮を鎮静し、解熱、鎮静作用があるとされています。
人によってどれが効くかはまちまちで、長尾先生は複数の種類を試して様子を見ながら使っているとのお話しでした。
「水素ガスの吸引も、ワクチン後遺症に効果的という話を聞いたことがあります(免疫抗体管理士、高梨由美氏による)が、水素の作用といえば、やはり抗酸化作用ですから、抗酸化作用のあるものはすべて試してみる価値がありそうですね」
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