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アレルギーを改善する食事

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前回の記事でアレルギーの根本的な原因として小腸の腸壁がゆるんでいる状態=リーキーガット症候群があることを書きました。今回はその改善法、腸壁をいたわるための食事をご紹介します。

腸内環境を良好に保つには

人間の腸内には100兆個もの細菌が住んでいるといわれており、健康な人の腸には善玉菌、日和見菌、悪玉菌が2:7:1程度の割合でいるとされています。

これらの菌の割合は食事によって変わってきます。肉・卵・乳製品などを多く摂ると、悪玉菌の割合が増え、腸内環境の悪化を招きます。

腸内環境を良好に保つには、善玉菌を増やす食品を積極的に摂ることが重要。では善玉菌の餌は何かというと、それはでんぷんと食物繊維です。

善玉菌の餌になる食品

玄米+「まごわやさしい」

でんぷんと食物繊維を多く含む食品といえば、まず玄米が筆頭に挙げられます。お通じの改善に劇的な効果があることからもわかるように、玄米はでんぷんだけでなく食物繊維が大変に豊富です。次は豆類といも類です。どちらもでんぷんも食物繊維も豊富に含んでいます(ただし豆腐は食物繊維がおからとして除かれてしまっているので、これには当てはまりません)。

また、でんぷんは多くありませんが、食物繊維を豊富に含むのは海藻です。その他、きのこや野菜も食物繊維を多く含みます。「玄米」+「まごわやさしい」のキーワードで覚えるとよいでしょう。

「ま」は豆、「ご」はごま、「わ(は)」はわかめなどの海藻類、「や」は野菜、「さ」は魚、「し」はしいたけなどのキノコ類、「い」はいも類で、日本人が伝統的に食べてきた食材のバリエーションを表す言葉です。魚以外はすべて食物繊維を豊富に含む食品です。玄米と「まごはやさしい」を積極的に食べることで、善玉菌を増やし、良好な腸内環境を保つことができます。

 

その他に特筆すべき食品は葛です。葛湯をつくったときのあのトロトロが、小腸の粘膜を保護するとされており、小腸の健康に大きな効果を発揮します。また、漢方薬の「葛根湯」は葛の根が主成分となっていることからもわかるように、葛は全身の健康に働きかける滋養強壮作用があります。ただし市販の葛餅はたいてい小麦粉を原料にしていますので注意してください。本物の葛粉を買って、片栗粉の代わりに使ったり、自分で葛餅をつくるのもいいでしょう。

乳酸菌

乳酸菌は善玉菌の一種です。乳酸菌がアレルギーの改善に大きな効果をもたらすことは多くの学者が指摘しています。最近の研究では、アレルギー改善効果をもたらすのは乳酸菌ではなくて酪酸菌だ、との説もあるようです。しかし、乳酸菌を摂取することにより、腸内の酪酸菌も増えるため、乳酸菌がアレルギーの改善に効果があることには変わりありません。食品から摂った乳酸菌は胃酸で死ぬと言われますが、死んでいても腸内の乳酸菌や酪酸菌の餌となって、それらの善玉菌を増やしてくれるのです。酪酸菌は糠漬けや納豆などに多く含まれ、乳酸菌も糠漬けなど、さまざまな漬物に含まれます。が、乳酸菌が桁違いに多く含まれるのはヨーグルトです。乳製品は日本人の体質に合わないので、豆乳ヨーグルトから摂るのがおすすめです。わたし自身、アレルギーの一種である化学物質過敏症が、豆乳ヨーグルトの摂取によって劇的に改善したという経験を持っていますので、自信を持っておすすめできます。昔から毎朝納豆を食べ、糠漬けも夏にはよく食べていたのに、そのときには治りませんでしたので、やはり豆乳ヨーグルトのアレルギー改善効果はずば抜けていると考えています。ただし食べ過ぎるとお通じがゆるくなりますので、そうならない程度に分量を加減してください。

 

実は乳酸菌はさまざまな植物の表面にも生息していて、玄米にも多く付いています。玄米を長く水に浸しておくとヨーグルトのような匂いがしてくるのはそのせいです。玄米の整腸効果の高さは乳酸菌の多さにも関係しているのでは、とわたしは考えています。

上記のような食品を摂り、前回の記事に書いたような腸を荒らす食品を避けるようにしていけば、腸の粘膜が丈夫になり、次第にアレルギー体質は改善されていきます。

ぜひ試してみてください。

「化学物質過敏症がひどかった時は家の中にいられず、寝るとき以外は庭で生活していました。家があっても家の中にいられない半ホームレス生活からわたしを救ってくれたのが豆乳ヨーグルト。わたしにとっては命の恩人のようなものなんです」

美絵似顔絵イラスト
自然療法家 安田美絵

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