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たけのこの産地に要注意

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春の味覚の代表格といえば、たけのこ。
いつでも何でも売っているスーパーでも、さすがに生たけのこは4月しかなくて、季節を感じられるのがうれしいですね。
「筍」の字は「旬=10日間」くらいの間に、竹の子から竹にまで一気に成長してしまう、ということを意味しています。
それだけ上に伸びる力が強い、ということは、陰陽でいうと「極陰性」。
だから、陽性のわかめと合わせて若竹煮にしたりするとバランスが取れてよいのです。出汁も陽性のかつお出汁がよく合います。

極陰性ですので、食べ過ぎには要注意。陰性体質の人は菜食を貫くよりむしろ陽性の魚や鶏肉などと合わせて食べたりするほうが無難な場合もあります。

ただ、体の弱い人やお子さんをお持ちの方は、陰陽のバランスだけでなく、産地にも注意していただきたいのです。
たけのこ

というのは、山菜、きのこ、たけのこは、いまだに放射能に注意が必要な食材だから。

去年の静岡産のたけのこを調べてみると、セシウム合計8.6ベクレルです。(出典→http://www.radioactivity-db.info/pref.aspx?q=%e9%9d%99%e5%b2%a1%e7%9c%8c&page=83)

「食品と暮らしの安全」がチェルノブイリ被害を受けた村々を調査したところでは、食べものの放射能が平均1ベクレルを超えている地域では、子どもたちの半分以上が体のどこかしらに痛みを抱えているといいます。
1ベクレル以下になると、そのようなことはないそうで、本当に安全な数値は「1ベクレル以下」とわたしは考えています。
放射能への耐性は個人差が大きいので、健康な大人であれば許容値はもっとずっと上がるのでしょうが、子どもや体の弱い人は、1ベクレル以下の食材を選んで食べていただきたいと思います。

2011年の原発事故から6年たった去年で静岡県産たけのこが8.6ベクレルもあれば、今年それが1ベクレル以下ということはあり得ないでしょう。

本来は「三里四方のものを食べる」のが健康のためにはよいのですが、残念ながら、竹の子に関してはそう言い切れません。
ここ数年、体の弱いわたしはたけのこは九州産しか買わないようにしています。

(福岡県産タケノコが放射能不検出であることを示す今年のデータ(検出限界値1ベクレル)→http://www.radioactivity-db.info/pref.aspx?q=%e9%9d%99%e5%b2%a1%e7%9c%8c&page=83)

ただ、生たけのこを買うのはこの時季だけのとですし、健康に自信がある大人の方が食べるのは止めません。日本人全員が負担を分かち合うことも必要ですね。

美絵似顔絵イラスト
自然療法家 安田美絵

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