わたしの大好きな有機農場くりもと地球村に、教室の生徒さん2人と一緒に行ってきました。
この日のテーマは里芋の収穫。このヘナヘナとしおれかかっているのが、収穫時期を迎えた里芋です。
この日指導してくれた鈴木俊君。
鎌で里芋の茎を根元から刈り、刈り取った茎や葉は畝の隙間になるべく寄せてください、と指導を受けて、いざ実践。
サステナ・フード教室9期生の広本充恵さん。
同じく9期生の小林祐子さんは市民農園を借りて畑をやっているだけあって、服装も既にプロの農家並みです。
里芋の茎は太いのですが、水分が多くて柔らかく、鎌で刈ると、ズパッ!ととても気持ちよく刈れます。
わたしたち3人が刈り取った後を、この「ユンボ」という機械で掘り起こしていきます。
「ユンボ」は1000万円くらいするそうで、「農家のベンツ」と言われているのだとか。これはくりもと地球村の財産ではなく、同じ千葉県で代々農家を営む家の俊くんの私物だそうです。車で30分くらいの距離なので、トラックに載せて運んでくるのだそう。
その中から取り出した里芋の根っこの塊(親芋、子芋、泥も含めると20kgくらいになるとのこと)を、土の中に掘った穴にボンボンと放り込み、土をかけて保存するのだそうです。
こうしておくと、翌年の4月ごろまではもつとのこと。里芋は乾燥に弱いので、土の中で保存すると鮮度が保てるのですね。4月ごろを過ぎると芽が出てきてしまってダメとのこと。
植えどきは4月ごろで、わたしたちが食べるあの里芋の形のまま、土の中に埋めていくと、芽が出て成長し、このように収穫できるようになるのだそうです。
ここは農薬も化学肥料も、有機肥料さえ全然使わないところなので、さまざまな生きものが、畑の中に息づいています。
カエル。
名前がわからない、つる性植物の花。
とんぼ。
赤とんぼもいっぱい飛んでいて、うれしくなりました。ネオニコチノイド系農薬のせいで激減していると言われているので。
お昼ごはんは畑で採れたものをみんなで料理して食べます。左は農場の田中さん。小松菜が超立派です。
いんげんと大豆ミートの炒めもの、かぼちゃと玉ねぎの炒め煮、小松菜のお味噌汁、グリーンサラダ、なすの油焼き。
いつもながら、本当に野菜の味が濃くてイキイキしていて、塩だけ、醤油だけ、といったシンプルな味付けで驚くほどおいしい♪
午後は点在する畑を何か所か見学させてもらった後で、里芋の刈り取りを続行。あっという間に1日が過ぎました。
土と里芋、その周りに息づく草花や虫など、自然とたっぷり触れ合って、命のリフレッシュができました。案内してくれた俊くん、田中さん、ありがとうございました。また行きますね!
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