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映画「あまくない砂糖の話」を見て

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先日、映画「甘くない砂糖の話」を見てきました。
 
これまで健康的な食事を心がけていたオーストラリア人の男性が、平均的なオーストラリア人の食事を摂る実験を60日間続けるというもの。
 
平均的なオーストラリア人は1日に砂糖をティースプーンで40杯、なんと160gも摂っているといいます。(この映画でまとめて「砂糖」と表現しているものの中には、砂糖(ショ糖)だけでなく、果糖も含まれています。体への作用はほとんど同じと考えられるためです)
 
しかも、この実験にはルールがあり、ソーダ水、アイスクリーム、ジャンクフードは一切摂らない、ということになっています。
 
摂るのは、朝食用シリアルや、ヨーグルト、果汁100%ジュース、スムージー、栄養補給飲料の類など、いわゆる「ヘルシー」なイメージの加工食品が中心。
 
そんな食生活をしていても、1日糖分160gは苦も無く(?)達成してしまえるのです。
 
計算してみると摂取カロリーはこれまでとほとんど変わらない(2300kcal)のに、砂糖の多い食生活になったことで、男性はわずか1週間で3kgも増え、60日のうちには、内臓脂肪がたまって、どんどんとお腹がせり出してきます。
 
最終的には8.5kg増となりました。
 
また血糖をグリコーゲンに変えるなどの負担を強いられる肝臓は疲れ、肝臓の問題を示す数値は大幅に上昇してしまいました。
 
体はだるく、頭痛が頻繁に起き、運動をするのがつらくなってきます。
 
急激な血糖値のアップダウンのため、気分はハイになったり、無気力になったりを繰り返し、砂糖を摂らないとイライラするようになります。
 
体だけでなく精神面にもダメージを被るのです。
 
ケーキやアイスクリームなどを食べず、ヘルシーなイメージの食品だけで、そのような悲惨な結果を招く、というのが本当に怖いところです。

 
あらゆる加工食品には砂糖(や果糖ぶどう糖液糖など)が入っているということ、それがわたしたちの健康に大きな害悪をもたらし得るということを、よく考えなければなりません。
 
しかも、砂糖だけではありません。添加物も、遺伝子組み換え食品も、大半の加工食品に入っていますし、野菜などのミネラルやビタミンはかなり抜けてしまっています。
 
加工食品だけでは決して健康は保てない、ということをわたしたちは肝に銘じておく必要があるのです。
 
最近、糖質制限ダイエットが大流行しています。そのせいでお米のご飯をちゃんと食べない人がさらに増えていると感じています。
 
けれども砂糖がすぐに消化吸収されることで激しく血糖値をアップダウンさせ、精神を不安定にしたり、膵臓・肝臓などに大きな負担をかけるのに対し、お米にふくまれるでんぷんは、ゆっくりと時間をかけて消化吸収され、おだやかに持続的に血糖を供給してくれる、という大きな違いがあります。
 
お米は健康にはよいのです。
 
ですから、糖質制限ダイエットでお米のご飯を減らすよりも前に、まずは糖分をカットすることを考えるべきなのです。
 
それだけでも十分に減量は可能なのでは、と映画を見て考えさせられました。
 
 
帰って来て調べてみると、日本人の糖分摂取量は1日69g(出典:ナショナルジオグラフィック2013年8月号。精製糖、黒糖、異性化糖=果糖ぶどう糖液糖、加糖調製品=砂糖と人口甘味料を混ぜたもの を含む)だそうです。
 
そのカロリーは約276kcalで(人口甘味料のカロリーは不明ですが、他と同じとして計算しました)、ちょうどご飯1人前(160g程度)に相当します。
 
ご飯も砂糖も糖質であることに変わりはありませんが、健康への影響には大きな違いがあります。
 
ご飯を減らさず、糖分を減らす、これこそが正しい糖質制限ダイエットといえるでしょう。
 
そんなことを考えるヒントも与えてくれた映画。ぜひ多くの人に見てほしいと思います。
 
 
健康な人の砂糖摂取量の目安は体重1kgあたり0.5g、とわたしは考えています。
 
体重50kgの人なら25gです。しかし、今現在何らかの不調を抱え、それを改善したいと思っている人には、砂糖ゼロを目指すことをお勧めしています。
 
花粉症やアトピーなどのアレルギーでも、がんなどの重い病気でも、風邪でも、これは同じで、砂糖断ちをすることで改善していく人がほとんどです。
 
ですから健康問題を解決したいと思っている人は、加工食品を買う時は必ず原材料表示をチェックして、砂糖(や果糖ぶどう糖液糖、その他の糖類や人口甘味料もすべて)が入っている食品は買わないようにしてくださいね。。

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