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「甘い野菜のスープ」血糖値の安定に食欲抑制に効果抜群!

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食べ過ぎを抑えたい人、ダイエットしたい人、低血糖症の人、糖尿病の人、甘いものがやめたいのにやめられない人……そんな人たちに効果絶大なのが、マクロビオティックの「甘い野菜のスープ」です。

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かぼちゃ、にんじん、玉ねぎ、キャベツという4種類の野菜を煮出しただけのスープですが、これが発揮する効果は抜群。

陰陽五行で「脾」というと脾臓だけでなく、膵臓も含むのですが、この「脾」を助けるのは「甘み」だとされています(砂糖や果物の甘みではなく、穀物や野菜の自然なほのかな甘みです)。甘みをもった野菜であるかぼちゃ、にんじん、玉ねぎ、キャベツのスープは、膵臓に働きかけて、いたわり、その調子を整えます。それによって、膵臓からのインスリン(血液中のブドウ糖を細胞に取り込ませ、血糖値を下げるホルモン)やグルカゴン(血糖値を上げるホルモン)の分泌が正常化するのです。

五味と相克

わたし個人も、ずいぶんこのスープに助けられてきました。

かつて過食に陥っていた時期、いくら食べても満腹感を得られず、空腹から来るイライラもおさまらない、というときに、このスープを飲むと、爆発しそうな空腹感がスーッと見る見るうちに低下して、ものの30秒くらいで突然満足感が得られ、イライラもおさまる、という体験をし、まるで「魔法のよう」と感じたこともあります。

インスリンの分泌が悪いと、血液中にブドウ糖が十分に供給されているにも関わらず、それを細胞が取り込むことができず、細胞がエネルギー不足のままとなるため、空腹による疲れやイライラがいつまでたっても解消されない、という状態に陥る場合があります。それが原因で過食となっているケースもあるのです。

また、わたしは低血糖症で、お腹が空くとフラフラになったり、ぐったり疲れ切ってしまい、もう1歩も歩きたくなくなったり、何も考えられなくなったりするのですが、この「甘い野菜のスープ」を飲むことで、夕食前にそういう状態に陥るのを防いだり、軽減したりすることができます。

低血糖症も、血糖値スパイク(食後の一時的高血糖)も、糖尿病も、程度の差こそあれ、みな血糖値の異常ですので、この「甘い野菜のスープ」を飲むことで症状が改善されます。

甘いものがやめられない、という人も、その一因は血糖値の乱高下である場合が多く、それが解消されると、甘いものへの欲求も自然と減っていくケースが多いのです。

さて、肝腎のつくり方です…

材料

玉ねぎ 約100g

かぼちゃ 約75g

にんじん 約75g

キャベツ 約60g

水 1リットル

つくり方

1.野菜はすべてみじん切りにする(フードプロセッサーを使えば簡単)。

2.材料をすべて鍋に入れて火にかけ、沸騰したら1~2分そのままにする。

3.火を弱めて蓋をし、20分弱火で煮て、ざるで濾す。

4.1日コップ1~2杯を常温、または温めて飲む。

★保存は冷蔵庫で3日間くらい。それ以上保存したければ冷凍しましょう。

★分量は厳密でなくて構いません。みじん切りにしたときに、4種の野菜がほぼ同じかさ(体積)になればOKです。

★スープを取ったあとの野菜は、何かの料理に入れて食べてもよいですが、味が抜けていておいしくはないので、捨ててしまってもよいでしょう。

美絵似顔絵イラスト
自然療法家 安田美絵

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