今日は隣の伯母の家の柿を収穫。まだ完熟とはいえませんが、待っているとカラスの餌になってしまう可能性が高いので。
「柿が赤くなると医者が青くなる」という諺があります。
柿が熟す季節になると病人がいなくなってお医者さんは商売あがったり、ということですが、そんなに柿は栄養豊富なのでしょうか。調べてみると、たしかにビタミンCの含有量は果物の中でトップクラスです。
100g中のビタミンC含有量(単位mg)
・レモン(全果) 100
・甘柿 70
・キウイフルーツ 69
・あけび 65
・イチゴ 62
「文部科学省 五訂日本食品標準成分表より」
ビタミンCは白血球の働きを高め、細菌やウイルスなどに対する抵抗力を強くする効果があります。そのため、柿を食べることで免疫力がアップして風邪をひきにくくなる、といえます。
また、ビタミンCは強い抗酸化作用を持っており、それが炎症の元となる活性酸素を減らしてくれるため、炎症を抑える効果もあります。
中医学では柿は肺を潤す、とも言います。
ただし、もちろん食べ過ぎは禁物。果物はすべて陰性で、食べ過ぎれば逆に免疫力が低下します。
最大でも1日1個。ベジタリアンの人は週に2~3個程度で十分でしょう。
柿で特筆すべきはアルコール分解酵素「アルコールデヒドロゲナーゼ」が含まれているということ。
だからお酒好きの人は柿を食べると酔えないと言って嫌います。二日酔いの時に柿を食べると、この酵素の活躍で、二日酔いが早くよくなるようです。ただし、二日酔いになってから柿を食べるより、お酒を控えるのがベターですので、そこをお間違えのないように。
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