新型コロナの予防接種は強制ではない。打ってから後悔しないよう、関連する情報を事前に把握しておこう。
目次
1章 はじめに~副反応の例を見ておこう
2章 ワクチンと病気、死ぬ確率が高いのはどちら?
3章 ワクチンの種類とメカニズム
4章 ワクチンで血栓ができやすくなる?
5章 スパイクたんぱく自体が毒?
6章 脳・神経系への悪影響
7章 血が固まらなくなる可能性
8章 「遺伝子組み換え人間」誕生?
※流産・不妊の危険性については確認できない事項があり、いったん外しました。
。
1章 はじめに~副反応の例を見ておこう
https://twitter.com/SongbirdTam_83/status/1360358259949883395
上はコロナ病棟で働く看護婦さん。ファイザーのワクチン接種を受けて3週間。顔の右半分が麻痺している。ベル麻痺という症状だ。(出典:Twitter)
顔面麻痺は新型コロナワクチンの副反応として比較的多く見られる。イギリスでは3/21までにファイザー製ワクチン接種後(※)に、顔面神経障害1例、顔面神経麻痺243例、顔面麻痺34例が報告されている。(※出典:イギリスのワクチン有害事象収集システム“Yellow Card”=医療従事者も患者も家族も誰でもワクチン接種後の反応を報告することができるシステム。反応とワクチン接種との因果関係は必ずしも証明されていない。しかし、当人がワクチンの副反応だと確信していても、医師にそれが認められないというケースも多々あるため、YellowCardは医療業界の思惑等に左右されない生のデータとして大いに参考になる、と筆者は考える。ワクチンのメーカーごとに接種後の反応の例が収集され、1週間ごとに更新されている。この記事の中では、3/21までのファイザー製ワクチンのレポートを参考資料として利用している。翻訳はこちら 原文(英文)はこちら COVID-19 vaccine Pfizer analysis print)
上は33歳のアメリカ人男性看護師さん。メーカー名は不明だが新型コロナワクチンを打った後、このような呼吸困難と痙攣に苦しんでいる。
(出典:Telegram)
イギリスでは3/21までにファイザー製ワクチン接種後(※出典同上)に呼吸困難1123例、筋肉の痙攣321例が報告されている。
上はアメリカ、インディアナ州のショーン・スケルトンさん。2021年1月4日にモデルナのワクチンを接種。翌日、インフルエンザのような症状が見られたものの介護施設に出勤。6日には舌が手に負えないほど震え始め、出勤不能に。その後、全身が痙攣し、制御不能な状態が続いている。医師はストレスによるものと診断しているが、彼女自身はその診断に納得していない。
(出典:The Covid Blog)
イギリスでは3/21までにファイザー製ワクチン接種後(※出典同上)に筋肉の痙攣321例、不随意の筋収縮6例、筋肉の痙縮5例、舞踏病2例、舌の動きの乱れ2例、舌の痙攣3例が報告されている。
上はアメリカ、ルイジアナ州のブラント・グリナ―(Brant Griner)という男性が投稿した、ファイザー製ワクチン接種後のお母さんの様子。フェイスブックの投稿で動画を見ることができる。全身が細かく震え、体がこわばって歩行が困難になっている様子がわかる。
イギリスでは3/21までにファイザー製ワクチン接種後(※出典同上)に振戦(ふるえ)569例、筋骨格のこわばり379例、歩行障害42例、歩行不能23例が報告されている。
上はイギリス、スコットランドのサラ・ベックマンさん。2021年3月18日にアストラゼネカのワクチン接種を受けた後、インフルエンザのような症状を感じたが、しばらくはそれ以外に問題はなかったという。7日目に足のチクチクする感覚が始まり、それはすぐに発疹に変化し、見る見るうちに足がホラー映画のような状態になってしまった。
病院での検査の結果、ワクチンが原因であると診断され、ステロイドが投与され、さらに痛みを和らげるためにモルヒネまで投与された。ベックマンさんは状況が改善しなければ足の切断も考えているという。16日間の入院後、自宅療養しているが、当面は車椅子生活を余儀なくされるようだ。(出典:The Covid Blog)
上はリー・キングさん。同じくスコットランドで、アストラゼネカのワクチン接種を3月12日に受けた後、すぐに全身に発疹が出たという。肌が熱く火照り、痛みもひどく、これほどの痛みを感じたことは今までにないほどだという。下の写真2枚も彼女のものだ。
(出典:The Covid Blog)
これらに類似の皮膚の症例として、イギリスでは3/21までにファイザー製ワクチン接種後、スティーブンス・ジョンソン症候群2 例、中毒性表皮壊死症2例(うち死亡1例)、類天疱瘡8例、紅斑854例、発疹紅斑387例、皮膚の痛み96例が報告されている(※出典同上)。
上はアメリカ、アラバマ州のブリタニー・ホール・ペレスさん、39歳。ワクチン接種記録カードを見せ、「新型コロナワクチン接種にYES!」と接種を呼び掛けるような文言とともに、フェイスブックに投稿している。日付は1月13日だ。
しかし、間もなく彼女の死を知らせる投稿があげられた。その日付けも1月13日。ワクチン接種を受けたその日のうちに亡くなってしまったことがわかる。
若くて健康な医療従事者がワクチン接種後に死亡した例は日本でも既に3月に出ている。
福岡県の公立八女(やめ)総合病院に勤めていた26歳の看護師、久美子さん。
(出典:Twitterほかインターネット)
死亡は稀な例とはいえるが、仕事を休まなければならないほどの発熱が多すぎるという話も出ている。
文中の「カロナール」は解熱剤で、この文面から見ると、おそらくワクチン接種時に予め渡され、(必要なのか?)と疑問に思ったが、その後実際必要になったということだろう。
医療従事者が優先的にワクチン接種を受けているが、そのせいで医療現場が崩壊するようでは本末転倒だ。
医療従事者の次に接種が推進されているのが高齢者だが、高齢者はそもそも身体機能が弱っているため、ワクチンの刺激に耐えられず、重症化するケースも多いことが他国では観察されている。日本でもそんな例が報告されているので紹介しよう。
その他にもさまざまな反応が報告されている。その一部の例を下にあげよう。
心不全11、狭心症20,心筋梗塞45、脳血管事故96、くも膜下出血4、脳梗塞9、脳出血11、両麻痺2、片麻痺21,単麻痺37,麻痺29、鼻血221、無嗅覚症81、嗅覚減退症6、味覚消失174、味覚障害444、難聴34、耳鳴り290、めまい3034、失明17、下痢1852、腹痛371、上部腹痛597、吐き気5262、嘔吐1435、発熱6027、悪寒3995、関節痛3292、関節の腫れ117、関節炎76、筋肉痛4596、頭痛10257、認知症5、認知障害23、記憶障害37、健忘症31、注意の乱れ83、精神障害13、混乱状態247、方向感覚の喪失84、せん妄42、妄想2、幻覚66、うつ病60、不眠症318、異常な夢63、悪夢51、パニック発作31、失語症18、てんかん146、失神370、意識喪失125、ジスキネジア12、ジストニア7、多発性硬化症11、ギランバレー症候群1、関節リウマチ32、流産・死産32、アナフィラキシー反応218、COVID-19感染症506……(数字は全て3月21日までのイギリスにおけるファイザー製ワクチン接種後の反応。※出典同上)
2章 ワクチンと病気、死ぬ確率が高いのはどちら?
アメリカでは昨年12月から3月5日までに1384人が新型コロナウイルスワクチン接種後に死亡している(出典:VAERS=アメリカ政府によるワクチン有害事象収集システム)。正確な接種人数は不明だが、2/11までに人口の約一割の3380万人が接種している(出典:NHKニュース)ので、3/5までに仮に5千万と仮定しよう。すると、人口100万人当たり死者28人という計算だ。
一方、イギリス政府のワクチン有害事象収集システムYellow Cardによれば、2021年2月19日集計データで、
ファイザー+BIOnTec製ワクチンによる死亡197件
アストラゼネカ+オックスフォード大製ワクチンによる死亡205件
死亡の合計402件が報告されている。
イギリスで12月8日から2月14日までに1回目の接種を受けた人は1506万2189人とされており(出典:BBCニュース)、そこから計算すると死亡率は100万人当たり約27人となる。
一方、日本での新型コロナによる死者数は2021年2月24日までに7645人。日本での初の死者が出たのが令和2年2月27日なので、約1年間でこれだけの死者が出たことになる。
(出典:東洋経済オンライン 新型コロナウイルス国内感染の状況)
日本の人口は1億2562万人(総務省発表データ2021年2月概算値)。
人口100万人当たりの死者は61人となる計算だ。
ただし、新型コロナによる死者数は年代によって大幅に違う。2月24日までの日本での死者は
50代169人
40代56人
30代16人
20代3人
で、50代以下の死者数合計244人となる。
日本の50代以下の人口(2020年)7696万7千人
日本での50代以下のこの病気による死者は1年間で100万人当たり当たり3人程度となる。
つまり、50代以下はワクチンを打つと死ぬ確率は大幅に上がるということだ。打つ意味はまったくないと言っていいだろう。
60代の場合は、2/24までの日本での死者数532名
日本の60代の人口(2020年)1565万8千人
日本の60代の新型コロナ死者数100万人当たり34人
こうしてみると、60代以下は病気で死ぬ確率とワクチンで死ぬ確率はほとんど変わらず、副反応のリスクを考えると、打つ価値はないといえるだろう。
では70代以上の高齢者はどうだろう。
日本での2/24までの死者数 70代 1631人
80代以上 4511人
合計 6142人
日本の70代の人口 1634万5千人
日本の80代以上の人口 1160万9千人
合計 2795万4千人
日本の70代以上の新型コロナ死者数人口100万人当たりの 220人
このデータだけみると、70代以上ならワクチンを打ったほうが死ぬ確率を下げられるかもしれない。
こんな情報もある。スペイン、ロスバリオスのロザリオの聖母養護施設(最大145人収容)では、1月にファイザーの1回目のワクチンを接種した後、2月半ばまでに46人の入居者が死亡している。
(出典:The Covid Blog)
ドイツでも多くの老人ホームや介護施設でワクチン接種後に多数の死者が出ている。
- アウグストフィーンでは、接種後13人が死亡。63人中49人の居住者と32人の介護士が感染。
- ベッドグルグでは、60人中11人が死亡。接種後37人が感染。
- ベルリン、シュパンダウ区では、接種を受けた31人中8人が死亡。接種後感染者続出。
- ボン・イッペンドルフでは、接種後5人死亡。101人中49人が接種後にコロナに感染。
- ライプチヒでは、接種後70人中16人が死亡。ワクチン接種後コロナ感染が拡大。26人の居住者と21人の関係者が感染。
- レンスブルクでは、ワクチン接種後5人死亡。100人中38人の居住者と9人の関係者が感染。
(出典:動画「Germany and EU ドイツとEUのワクチン悲劇」)
また、ノルウェーでは高齢者29人がファイザーのワクチン接種後数日以内に死亡しており、うち13人を解剖した結果、ワクチンが原因となった可能性があり得ることを確認している。いずれも重篤な基礎疾患のある75歳以上の高齢者だ。ノルウェーの公衆衛生研究所は、「体が弱い人には比較的軽いワクチンの副作用も深刻な結果を招く可能性がある」とし「残りの寿命が非常に短い人には、ワクチンの利点が微小だったり、むしろ毒になることもある」と強調したという。(出典:wowkorea)
身体の弱い高齢者はワクチン接種の刺激に耐えられないかもしれない……。
しかし、前述したようにワクチンによって死亡率の低下が期待できるのは日本では70代以上の高齢者のみだ。その人たちがワクチン接種の適格者でないとしたら、一体誰のためのワクチンだというのだろう。このワクチンは少なくとも日本では、誰にも必要とされないのではなかろうか。
ちなみに、平成30年シーズンのインフルエンザワクチンの日本国内での推定接種回数は5251万1510回。うち死亡報告数はわずか3件で、100万人当たり0.05人(出典:厚労省第42回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会資料)。
新型コロナワクチンの死亡率はこの540倍となり、これだけ見ても、かなり危険度の高いワクチンだといえるだろう。
インフルエンザの死者は毎年3千人程度。しかし、インフルによって持病が悪化するなどして亡くなる人も合わせると、毎年1万人程度になる。
一方、PCR検査で新型コロナ陽性だった人が療養した後に亡くなると、厳密な死因を問わず、すべて新型コロナの死者としてカウントされることになっている。本当の原因は糖尿病だったり、心臓病だったりした場合もすべてだ。
(参考:厚労省の事務連絡)
だから1年で約7~8千人という新型コロナの死者数は、インフルエンザの死者数1万人と比較して、むしろ少ないといえる。
それを考えれば少なくとも日本では、そもそもたいして恐れるに足りぬウイルスなのだ。
3章 ワクチンの種類とメカニズム
そもそもワクチンとは何か。
従来のワクチンは、病原体を加工した成分を接種することで、体内で抗体をつくらせるものだった。
抗体が体内にあると、本物の病原体が入ってきたとき、それにくっ付いて、活動を封じ込め、発症を防ぐことができる。
ワクチンにはいろいろな種類があるが、従来は下の4タイプだった。
A.生ワクチン
ウイルスを弱毒化したもの。一定の割合で先祖返りし強毒化するため、予防すべき病気に感染してしまうことがある。
B.不活化ワクチン
死んだワクチンを接種。複数回の接種が必要。また、アジュバンド (免疫賦活剤)による体の負担も問題となる。
C.遺伝子組み換えウイルス様粒子(VLP)ワクチン
微生物や昆虫などの細胞を遺伝子組み換えし、ウイルスの遺伝情報を含まない外皮たんぱく質を産生させ、それにアジュバンドを加えて接種する。
D.遺伝子組み換えたんぱくワクチン
微生物や植物、動物などの細胞を遺伝子組み換えし、ウイルスの遺伝情報を含まない一部分だけを産生させ、それにアジュバンドを加えて接種。新型コロナでは主にスパイクたんぱくを抗原に開発されている。
しかし、日本で接種が予定されている3種類のワクチンは、これら従来のタイプとは全く別のものだ。
- ファイザー(米)+BioNTech(独) …mRNAワクチン
- モデルナ(米)…mRNAワクチン
- アストラゼネカ(英)+オックスフォード大(英)…ウイルスベクターワクチン
まずmRNAワクチンについて説明しよう。
これは遺伝子を注射し、体内でその遺伝子に抗原をつくらせ、その抗原に対して抗体がつくられることを期待するというものだ。
抗原たんぱく質(この場合、スパイクたんぱく)をつくるmRNAを人工的に合成し、それを脂質ナノ粒子などに封入して筋肉注射する。mRNAは不安定で分解されやすい物質であるため、超低温で保管する必要がある。ファイザー製はマイナス70度で半年。2度~8度だと5日ほどしかもたない。
mRNAがワクチンとして人体に投与された実績はなく、新型コロナワクチンが初めてだ。mRNAの投与が人体にどんな影響を与えるか、本当なら10年20年と時間をかけて観察してから実用化すべきもの。接種を受ける人は人体実験されているという意識で臨むべきだろう。
ウイルスベクターワクチンについては、また後の9章で説明することにしよう。
4章 ワクチンで血栓ができやすくなる?
アストラゼネカのワクチンで血栓ができやすくなるとの報道がある。フランス、ドイツ、イタリア、スペインでは3/15に接種中断。デンマークでは4/14に完全中止を決めた。しかし、血栓ができやすくなる、というこの症状、実はアストラゼネカだけの問題ではない。
たとえば、日本でのワクチン接種による初の死者は、60代の女性医療従事者だが、これも血栓が関係している可能性が高い。2021年2月26日にファイザーワクチンを接種し、 3月1日に死亡。女性に基礎疾患やアレルギーはなく、死因はくも膜下出血と推定された。
「現時点で接種との因果関係は評価できない」とされているが、これは「接種と関係ない」ということではなく「関係あるとは証明できない」という意味に過ぎない。
くも膜下出血は多くの場合、動脈に瘤ができ、そこに圧力が加わって破裂する。血栓はその原因になり得る。ワクチン接種が血栓を引き起こしたためである可能性が十分に考えられる。
上は、アメリカ、ウィスコンシン州のサラ・スティックルズさん、28歳、看護師。2021年2月2日に2回目のファイザー製ワクチンを接種直後に発疹。5日後にはひどい頭痛がし、意識喪失。最初は脳動脈瘤の破裂との診断。転院した別の病院ではクモ膜下出血と診断された。2月11日には幼い息子を残して死去している。下もその写真だ。
ワクチン接種したお母さんの母乳を通して乳児に血栓ができることもある。アメリカでは生後5か月の乳児が、母親のワクチン接種の3日後に「血栓性血小板減少性紫斑病」などで死亡するという事例も起きている。これもファイザー製のワクチンだ。(出典:VAERS、VAERS id:1166062)
実は血栓ができやすくなるのは、ワクチンだけではなく、新型コロナウイルス感染症自体の特徴でもあるのだ。
「新型コロナウイルスの本当の病態は全身性の血栓症」と説くのは、分子生理学、分子病態学などの専門家で大阪市立大学名誉教授の井上正康氏だ。
ワクチンで防げるはずの新型コロナ感染症の症状が、ワクチン接種で引き起こされている……これは一体どういうことなのだろう? 次の章で見てみよう。
5章 スパイクたんぱく自体が毒?
ワクチン開発者によれば、mRNAによって体内で作り出されるスパイクたんぱくは無害だということになっている。
新型コロナウイルスにとってスパイクたんぱくは、細胞の入口の扉を開ける鍵のようなもの。
細胞の入口の扉に相当するのはACE2という酵素だ。スパイクたんぱくという鍵で開いた入口から、新型コロナウイルスは細胞内に入り込む。そして、自分のRNAと細胞内のリボソームを使って、自分の部品をどんどんつくる。その部品が細胞膜に集まり、新しいウイルスを形作って、細胞外に飛び出していく。こうしてウイルスは増殖し、ウイルスにやられた人間の細胞は死滅してしまう。
スパイクたんぱくだけならば、それ自体が増殖することはないし、害はない、とワクチン開発者は考えており、だからこそ、スパイクたんぱくを体内で作り出すmRNAが注射されるのだ。
しかし、無害なはずのスパイクたんぱくが、実は有害だという説があるのだ。
NGO団体“チルドレンズ・ヘルス・ディフェンス”の名誉会長であり、長年ワクチン問題に取り組んできたリン・レッドウッド氏によれば、複数の医師が、スパイクたんぱくこそが、体中の臓器に損傷を引き起こす原因ではないかと疑っているという。
「SARS-Cov2感染症では、肺以外の多くの臓器が損傷します。しかし、肺以外の臓器ではウイルスはごくわずかしか発見されません。」と彼女はいう。
たとえば、新型コロナ感染症で死亡した患者の心臓を調べても、ウイルスはほとんど発見されない。心筋壊死などが多く見られ、その原因として微小血栓が観察されることが多いという。
また、新型コロナ感染症の患者には、頭痛、運動失調、意識障害、幻覚、脳卒中、脳出血など、脳に起因すると思われる症状は非常に多い。しかし、死亡した患者の脳を調べても、そこにもウイルスはほとんど発見されない。そこで目立つのがやはり微小血栓であるという。
ウイルスがそこに存在しないとしたら、なにが微小血栓を引き起こすのか。
「確認された最も可能性の高い原因は、ウイルスの外殻から循環系に放出されたCOVID-19スパイクたんぱく質です」
「スパイクたんぱく質だけで、体全体に広範囲の損傷を引き起こす可能性があります。」とレッドウッド氏は述べている。(出典:The Defender)
スパイクたんぱくの受容体であるACE2は血管内皮細胞に特に多い。スパイクたんぱくによって刺激された血管内皮細胞から、サイトカインが大量に放出され、それが炎症を引き起こして、血栓をつくるのではないか、と推測される。
ACE2が血管内皮細胞に多いということは、毛細血管が集中する臓器には、ACE2が多いということになる。それが、肺、腎臓、肝臓、そして脳だ。また、それとは別に、心臓にもACE2が多く存在するといわれる。
毛細血管の多い臓器ではスパイクたんぱくの刺激で炎症が起こりやすいだけでなく、血栓ができれば、それで毛細血管が詰まってしまい、さらなるダメージを受けやすいことが予想される。
これらの臓器に疾患のある人はファイザーの添付文書でも「接種要注意者」として挙げられている。特に慎重に考えてほしい。(参考:ファイザー製ワクチンコミナティ筋注添付文書)
スパイクたんぱく自体が有害なのではという疑念を裏打ちする文書として、カリフォルニア大学ロサンゼルス校教授ウィーラン博士の意見書も紹介しておこう。
ウィーラン博士は、このワクチンが「脳、心臓、肝臓、腎臓に、微小血管障害(炎症や微小血栓と呼ばれる小さな血栓)を引き起こす可能性があるが、それが安全試験において評価されていない」との懸念を表明する意見書をFDAに送っている。(2020年12月8日)
mRNAによって体内で生成するスパイクたんぱく。それ自体が有害な毒である可能性をしっかりと頭に入れておいてほしい。
6章 脳・神経系への悪影響
脳は特別に大切な器官なので、血液中の危険な物質が脳にしみ出てこないよう毛細血管の膜が特に密な構造になっている。このしくみを「血液脳関門」と呼ぶ。
しかし、スパイクたんぱくはこの血液脳関門をも簡単に通過してしまい、脳のあらゆる領域にしみ出していくことが、マウスの実験で明らかになっている。
(出典:Nature Neuroscience)
それが脳炎、失神、顔面麻痺、嗅覚障害、味覚障害、認知症などさまざまな神経学的影響の原因である可能性が考えられる。接種後の反応の中に精神的な症状がかなり大量に含まれることも、その反映だろう。
神経と精神に関連する副反応の例を、1章とダブる部分も多いが再びあげておこう。(すべてイギリスにおける2021年3月21日までのファイザー製ワクチン接種後の報告数。出典はこちら)
頭痛10257、めまい3034、神経痛115、平衡障害112、失神370、前失神185、認知症5、無気力894、傾眠308、運動障害14、無嗅覚症81、嗅覚減退症6、知覚過敏32、感覚鈍麻712、知覚異常1064、味覚消失174、味覚障害444、健忘症31、記憶障害37、認知障害23、注意の乱れ83、幻覚66、せん妄42、うつ病60、パニック発作31、異常な夢63、不安160、神経質67
7章 血が固まらなくなる可能性
血栓の話はマスコミでも時々報道されているので、「ワクチンを打っても血がサラサラになる薬を飲めばいいんじゃない?」なんて言う人もいる。しかし、それとはまったく逆に、血が固まらなくなってしまう、というケースもある。
アメリカ人の男性、グレゴリー・マイケル氏の例を紹介しよう。下の文章は彼の奥さんが書いたものだ。
「私の夫Gregory Michael(医学博士、産婦人科医)はマイアミのマウントサイナイ医療センター(MSMC)に勤務する医師ですが、おととい亡くなりました。コロナワクチン接種後の副反応によるものです。
健康な56歳で、地域の皆に愛されていました。このパンデミックの間も倦まず休まず働き続けていました。産婦人科医として、彼がこの世に導いてきた赤ちゃんは何百人といます。
12月18日、彼はMSMCでファイザー製ワクチンの接種を受けました。3日後、手足にひどい点状出血が出現し、MSMCの救急部を受診しました。そこで行われた採血で、血小板の数値が、なんと、ゼロでした(血小板の正常値は15万~45万/mlです)。コロナワクチンに対する反応により惹起された急性ITP(突発性血小板減少性紫斑病)の診断で、ICUに入院になりました。
2週間にわたって、専門家からなるチームが彼の血小板を上げようとして様々に試みましたが、結局ムダに終わりました。彼を助けるために、全米から専門家が集まりました。彼らが何をしても、血小板が上がることはありませんでした。こうした処置が行われている間、彼は意識があり元気でしたが、最後の手段として手術をしようという2日前に、血小板低下から来る出血性脳梗塞を生じ、ものの数分のうちに急死しました。
彼はワクチン肯定派で、それでコロナワクチンを打ちました。
私は思うのですが、ワクチンによって副作用が起こり得るということに、人々はもう少し意識的になるべきではないでしょうか。ワクチンは万人にとってありがたいものではありません。夫の場合、彼のすばらしい人生を破壊することになりました。
彼の死をムダにして欲しくありません。この情報を広く知らしめて、人々の命を生かしてください」
(出典:Note中村 篤史/ナカムラクリニック)
ちなみに、イギリスでは2021年3月21日までにファイザー製ワクチン接種後に免疫性血小板減少症18例、血小板減少症25例、血栓性血小板減少性紫斑病1例が報告されている。
我々は奥さんの言葉をしっかり受け止め、ワクチン接種のリスクとメリットを天秤にかけてよく考える必要があるだろう。
8章 「遺伝子組み換え人間」誕生?
ここでは3章のワクチンの種類のところでまだ紹介していなかったウイルスベクターワクチンについて説明しよう。
これは、無害なまたは弱毒性のウイルスに、抗原たんぱく質(この場合スパイクたんぱく)をつくる遺伝子を組み込み、それを人間に感染させる、というものだ。
アストラゼネカがベクター(遺伝子のための乗り物)として使おうとしているのは、チンパンジーアデノウイルスだ。ウイルスには遺伝子としてRNAを持つものとDNAを持つものがあるが、チンパンジーアデノウイルスはDNAウイルスだ。だから組み込む遺伝子(=スパイクたんぱくをつくる遺伝子)もRNAではなく、DNAの形態を取る。
ファイザーやモデルナのワクチンはmRNAなので、細胞質内(=核の外)で働き、通常は消えてなくることが期待される。しかし、アストラゼネカのワクチンはウイルスにDNAを組み込んだもの。そのDNAは人間の細胞の核の中に入り込み、もともとあったDNAの中に組み込まれることになる。
つまり、これは人間の遺伝子組み換えだ。DNAはmRNAと違って数時間で消えてなくなったりはしない。だから、その細胞ではずっとスパイクたんぱくが作られ続けることになる。そしてこのスパイクたんぱくが体に有害である可能性が高いことは5章で述べたとおりだ。これが健康に資するだろうか。
また、たいていの場合、遺伝子組み換えが起きるのは一部の細胞だけであって、その組み換えが子孫にまで伝わるわけではない。けれども、その遺伝子組み換えが精子や卵子で起こる可能性もあり得る。精子や卵子の核ゲノムが組み替えられてしまえば、その遺伝情報は子々孫々と伝えられていくことになる。体内のすべての細胞でスパイクたんぱくが作られる新人類、遺伝子組み換えスパイク人間の誕生となる。そんな人間を生み出してしまっていいのか。その子どもが健康に発育できなかった場合にはどうするつもりなのか。
また、もうひとつの問題もある。それはこうした遺伝子組み換えの手法では、外部から組み込む新しい遺伝子が、もともとあるDNAのどこに入るのかわからないということだ。
入る場所によっては、既存の何らかの遺伝子が刺激されるなどして、癌や白血病を発症する、などというケースもあり得る。
2002年にはウイルスベクターによる遺伝子治療を施された患者が、目的の病気治癒は遂げたものの、代わりに白血病を発症するという事例が実際に報告されているのだ。
(出典:国立感染症研究所)
これまで長らく遺伝子組み換え食品について警鐘を鳴らしてきた筆者は、遺伝子組み換えが予想外の毒を生み出すことがあることをよく知っている(参考:サルでもわかる遺伝子組み換え)。そんな筆者にとって、人間の遺伝子組み換えにつながるこのワクチン接種は、きわめて危険な人体実験に思えてならないのだ。
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