風邪が流行っていますね。
風邪のとき、特に咳の風邪に効くのが「蓮根湯(れんこんとう)」です。
1日2回程度、3日くらい続けて飲めば、たいていの場合は咳が止まります。
症状によってはそれ以上に長引く場合もありますが、それでも咳の頻度を大幅に減らす効果がありますので、ずっと楽になりますよ。
化学合成された薬は必ず肝臓や腎臓の負担になりますが、自然の食材を使った手当てなら安心です。ぜひお試しください。
蓮根は結構値が張る食材ですので、なるべく節約してつくる方法を以下にご紹介します。
材料:蓮根 40~50g、しょうが ほんの少し、塩 ひとつまみ
1.蓮根をすりおろします。
2.すりおろした蓮根を茶こしに入れます。
3.蓮根の汁を絞ります。
あまりギューギューと茶こしに押し付けると、茶こしが壊れる場合があるので(笑)気を付けてください。手で握って絞ってもOKです。
4.絞り終わったら、蓮根の絞り粕をほぐします。
5.絞り粕の上から水を注ぎ、粕に水を含ませます。
6.再び絞ります。蓮根の成分を含んだ白濁した汁がまたでてきます。
7. 上記の手順5~6を何度か繰り返します。絞り汁が白濁しなくなるまで、絞り汁が全体で150mlくらいになるまで行います。
8.しょうがをすりおろします。
9.しょうがの汁を絞ります。
10.塩ひとつまみを加えます。
11.火にかけ、底からたえずかき回します。
12.とろみがついて、鍋の周囲がフツフツとしてきたら完成です。
熱いうちに、ふーふーしながら飲んでくださいね。飲むと胸のあたりがあたたかーくなって、なんともいえずほっとするような感じがしてきますよ。
おいしい! というのも大きな特徴。風邪を引いてないときでも、ポタージュスープとして飲む、という人もいるくらいです。
蓮根が手に入らない時期は「コーレン」という蓮根の粉を用いますが、味の面では蓮根湯のほうが格段に上なのでした。
風邪のときにはたいてい肺も弱っていますので、まだ咳が出ていなくても蓮根湯を飲んでOK。
蓮根は肺にいいので、普段から蓮根をいろいろに料理して少しずつ食べるようにしておくと、風邪を引きにくくなりますよ。
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