映画『MMRワクチン告発』を見て

Medical syringe isolated over a white background.

H30.11.12、映画『MMRワクチン告発』の上映会に行ってきました。

MMRワクチン告発

これは、MMRワクチン(はしか、風疹、おたふくかぜの3種混合ワクチン)と自閉症との関連について警告を発するとともに、その因果関係に気付きながらも隠蔽していたCDC(アメリカ疾病予防管理センター、アメリカにおける厚労省のような政府機関)を告発する映画です。

映画に登場する多くの自閉症児の父母たちは、自分の子どもは生まれたときから1歳まではまったく正常だった、にこにこよく笑う、ごく普通の子どもだったといいます。それが、1歳から1歳半までの間に「MMRワクチン」を接種すると、高熱を出し、それまでカタコトの言葉を話していたのに、急に言葉を失ったり、歩けていたのに、すぐ転ぶようになるなど、退行現象が見られるようになり、家族とも目を合わさなくなり、人に対して反応しなくなり、甲高い叫び声をあげたり、頭を床に打ち付けたり、つま先立ちで歩いたり、といった奇妙な行動をとるようになっていったというのです。

一時期まではこの事はまったく知られていませんでしたが、ある家族がテレビに出て、その話をすると、「自分の子どももまったく同じだ!」というような反応が大量に寄せられ、25万通ものメールが届いて、回線がパンクするほどでした。

Polly-Tommey

テレビで息子の自閉症について語ったポリー・トミー。その後自閉症に関する雑誌を創刊。

「よく聞いて。MMRワクチンは危険なんです」「わたしたちと同じ目にあってほしくない」というお母さんたちの訴えは重く心に響きます。

それ以来アメリカやイギリスのSNSなどではMMRワクチンと自閉症の因果関係について大量の情報が拡散されるようになりましたが、大手マスコミがこうしたことを報道することはありませんでした。

マスコミが報道するのは、「はしかが大流行しています!」といったニュース。人々を不安にさせて、予防接種を打たなければ、と誘導する意図があるとしか思えません。製薬企業はテレビ局の大スポンサーですから、大事なお客さんに都合の悪い情報をテレビ局が流すことはまずないのです。

CDCはMMRワクチンを認可する前に、当然各種の試験を行っていましたが、そこにはさまざまな不正があったことを、内部の研究者が告発しています。ワクチンは安全だ、という結果になるように、データの抽出方法を操作してみたり、それでも研究結果が思うようにならないと、データを丸ごと廃棄したり、といったことがいろいろ行われていたのです。

CDCの研究者ウィリアム・トンプソン医師がそのことを告発しており、その肉声の録音テープが映画の中で公開されています。トンプソン医師は廃棄されそうになったデータを別の場所に保管し、それを信頼できる国会議員であるビル・ポージー氏に渡しました。ポージー議員がアメリカの議会でこの疑惑を追及しています。本来なら、国会にCDCの内部告発者であるトンプソン医師を召喚し、真実を語ってもらうべきなのですが、映画が完成した時点(2016年)ではまだ実現していないようです(トンプソン医師が直接CDCの研究内容を外部に発表することは法律に抵触するらしく、国会に証人として呼ばれる、というような状況でないと、真実を公表することができないようです)。トンプソン医師の国会召喚が実現しない裏にはやはり製薬企業の圧力があることが推測されます。彼らは常日頃から膨大な費用をかけてロビイング(国会議員への働きかけ)を行っているからです。CDCの長官であったジュリー・ガーバーディング氏はその後製薬企業に天下りしています。政治と業界との癒着が真実を国民の目から隠しているのです。

Dr-William-Thompson

CDCの研究者で内部告発に踏み切ったウィリアム・トンプソン医師

一般の医師たちは認可されているワクチンはみな安全だと信じているようですが、それは例えばアメリカであれば、CDCが公表する研究データを信頼しているからであり、その基になるデータが不正に改ざんされている可能性については考えたことがないのです。

医療業界の裏にはこのような問題がしばしばあるということを、多くの皆さんによく知っていただき、自分の健康を医師に委ねてしまうことの危険性を、よく考えていただきたいと思います。

実は、この映画の公開にあたっても、配給会社に各方面からの圧力があったのではないかと推測されます。そしてなんと、配給会社では、劇場公開に先立つ特別上映会(試写会的なもの)を1回開催しただけで、劇場公開中止を決定してしまったのです。

その理由について配給会社では以下のリンク先のように説明しています。

映画『MMRワクチン告発』公開中止のお知らせ

配給会社の関根氏が、矛盾に思う部分を監督に問いただしたが、最後はついにその返事が来なかったそうで、そのような誠意に欠ける監督の態度はたしかに問題があるといえるでしょう。

しかし、映画の内容自体に関しては、わたしには何一つ問題があるとは思えません。

映画は、MMRワクチンを打つと必ず自閉症になる、と主張しているわけではありませんし、自閉症の原因のすべてがMMRワクチンだ、と主張しているわけでもありません。MMRワクチンを12か月~18か月の間に打つと、打たない子どもと比べて、自閉症になる確率が2.64倍に高まる、ということがトンプソン医師らの研究ではわかっていた、そのことを映画は述べているだけです。また、接種の時期を遅らせるだけでも、リスクは大幅に下がることもわかっていました。映画はすべてのワクチンを否定するわけでもなく、3種を別々に接種することを推奨しています。

MMRワクチンの害に大々的にスポットが当てられているのは確かですが、「MMRワクチンや抗生物質、遺伝子組み換え食品や農薬など、さまざまな毒が子どもたちの体の中に入ってきていて、そうした大量の毒に対処しきれない状態が自閉症なのです」というような内容の発言をする医師もいて、MMRワクチン以外の疑わしい要因についても触れられています。

Medical syringe isolated over a white background.

自閉症は新しい病気で、1930年以前の報告はなく、50年ほど前には1万人に1人程度だったのが、今や全米で108万人以上(※上映中の暗闇の中でメモを取ったので、もし違っていたらすみません)といいますから、およそ300人に1人の割合になります。(「自閉症スペクトラム」というもう少し緩いくくり方にすると、2010年の時点で全米の子どもの68人に1人が当てはまる、とCDCは発表しています…出典:https://www.huffingtonpost.jp/2014/04/02/autism-rate-1-in-68_n_5074383.html)患者数の増加を示す折れ線グラフは近年ものすごい勢いで急上昇を続けており、このままの勢いで増加すると、2032年には子どもの2人に1人が自閉症(※筆者註:おそらく緩いくくりの自閉症スペクトラムのこと)になってしまう計算なのだそうです。まさに危機的状況です。

映画の中では日本もそれを上回る勢いで自閉症患者が増えているような折れ線グラフも登場します。MMRワクチンをほとんど接種していない日本で患者数が増え続けていることと、監督が映画の中で述べている言葉「単独接種で自閉症を発症した報告はありません」という言葉とは矛盾するのではないか、ということを、配給会社は公開を断念した理由として挙げています。

この「単独接種で自閉症を発症した報告はありません」という言葉は、MMRワクチンを接種したことをきっかけに自閉症になった、と確信し主張している親が何千人といるのに対し、なにか1種類だけのワクチンを打ったことをきっかけに子どもの様子が突然ガラリと変わってそれ以来自閉症になってしまった、と話す親はいない、という意味だと思われます。自分の子どもが自閉症になった原因など皆目見当がつかない、という親御さんも多いことでしょうし、生まれたときから普通の子どもとは違った、という人も中にはいるのでしょう。

Andrew-Wakefield

この映画の監督、アンドリュー・ウェイクフィールド氏。自ら映画に登場し、(元)医師としての立場からの見解を述べる。

日本ではMMRワクチンは1989年に接種が開始されましたが、法定接種になったことはなく、あまりにも副反応が多い(800人に1人が髄膜炎で入院)ことが問題視され、1年ほどでほとんど接種されなくなり、1993年には完全に中止されるに至りました。現在は2種混合のMRワクチン(はしか、風疹)が接種されています。

その日本でも自閉症が急増している理由……それは単に、自閉症の原因にはさまざまなものがあり、日本ではMMRワクチン以外の要因によって自閉症が発症している、ということに過ぎないでしょう。日本でのMMRワクチン接種の経緯とともに、そのことを記したチラシを作って観客に配るなどすれば、観客が何ら誤解することもなく、映画を公開してもまったく何の問題もなかったのに、というのがわたしの見解であって、配給会社の「苦渋の決断」は少なくともわたしには理解不能です。

では、日本では何が自閉症の原因なのでしょうか? 映画の中ではその部分には言及されていないので、この先はわたしの考えになります。大きなヒントをくれるのは、ほとんどの自閉症児が腸に疾患を抱えているということです。常に下痢をしていることが多いようです。そこから考えられる一番大きな原因は、抗生物質ではないでしょうか。抗生物質は細菌にしか効果がなく、ウィルス性の疾患には何の効果ももたらさないのにも関わらず、日本の医師は本当に気軽に、軽い風邪(ほとんどがウィルス性)にも抗生物質を処方します。これは効果がないうえ、腸内細菌を殺してしまい、腸に大きなダメージを与えるのです。日本の医師が非常に安易に抗生物質を子どもに与えてしまうことが、日本で自閉症を増やしている可能性があります。それに加えて、農薬や添加物、また牛乳が一因になっている場合もある、とわたしは考えています。

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「全米ではしかが大流行!」などというニュースが流れるときも患者数はわずか600人台。それにひきかえ、自閉症の患者数は全米で108万人以上。もちろんそのすべてがワクチンが原因だとはいいませんが、数の多さや事の重大さを冷静に比較して考えてたいものです。単なる一過性の病気であって、死ぬことはめったにない「はしか」と、一生誰かに面倒を見てもらわないと生きていけない自閉症。どちらがより大きな問題でしょうか。映画の中では1人のお母さんが「この子は17歳になるのに、道路を1人で渡ることもできないんです」と言って涙を流しています。こんなにも増えてしまった自閉症が少しでも減るのなら、そのためにアメリカでもMMRワクチンを中止するほうがはるかにましな選択肢だと思えてなりません。

わたしがこういう話をすると、いつも科学という宗教の信奉者たちがすぐに攻撃してきます。「MMRワクチンと自閉症との因果関係は科学的に否定されている」「もう決着済みの話」「因果関係を主張したウェイク・フィールド医師(この映画の監督)は、既に医師免許をはく奪されている」などなど。(※ウェイク・フィールド医師に対する不当な批判についてはこちらを参照)

結局は、いくらでも捏造が可能な論文を信じるのか、自閉症児の父母たちの生の声を信じるのか、というところに行きつきます。わたしは常に体験者の生の声を信じます。あなたは、どちらですか?

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