今日が何の日かご存知ですか。もともとは「新嘗祭」。
今年の収穫を神様に感謝し、また来年の豊作を願う日です。
農耕をすべての礎とする日本の伝統文化の中では、最重要な日といっても過言ではないほどの日なのです。
皇居では天皇陛下がこの寒さの中、深夜に長時間に渡る儀式を行われます。(本来は2時間×2回の儀式を、陛下のご高齢を考慮して、1回に簡略化しているそうです)。
天皇陛下が儀式のときに身に付けられる黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)には夏服も冬服もないため、この時期の深夜の寒さの中で、儀式を勤められるのは大変なことです。
儀式の最中にはずっと正座となるため、それに慣れるため、陛下は毎年夏頃から、毎日テレビを見るときには正座をして、訓練されるとのこと。足が痺れてよろけたりしたら、神様に失礼ですので、細心の注意を払って取り組まれるそうです。
日本国民に来年も豊かな実りがもたらされるよう、全身全霊を込めて陛下は祈ってくださいます。
儀式が終わって陛下が退席された後は、雅楽の演奏が続きます。奏者以外誰もいない空間の中で、その雅楽をお聞きになるのは、そう、神様がたなのです。
今年の新米を神様が初めてお召し上がりになるのが、新嘗祭。
ですから、わたしは今年自分がつくった新米は、それを待ってから食べようと思って、まだとってあります。
明日こそが、わたしにとっての新米解禁の日。
日本文化と何の関係もないハロウィンやボジョレヌーボー解禁で騒ぐよりも、新嘗祭には神様に今年の収穫を感謝する、という日本古来の文化をもっと大切にしませんか。
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