マクロビオティックの効用と副作用

効用

green-flowers-illustマクロビオティックの食事にすることで、ほとんどの人に、
・便秘が解消する
・無理なく自然にスリムになる
・風邪をひきにくくなる
・疲れなくなる
・頭痛・生理痛などの痛みと無縁になる
・アレルギーが解消する
・肌が美しくなる
・くよくよしなくなり、気持ちが明るくなる
・朝すっきり目覚められる
などの効用が現れます。

子どもの場合、キーキー叫んだり、わめいたりすることがなくなり、
穏やかな性格の良い子になります。

また、医者に「決して治ることはない」と宣言された重病や難病の人で、
マクロビオティック食事法によってすっかり治ったという人が数多くいるのも事実です(必ずしもすべての人が完治するとは限りません)。

ガン、白血病、肝臓病、潰瘍性大腸炎、Ⅰ型糖尿病など、医学では治ら
ないとされている病気をマクロビオティックの食事で治した人は現実に
多数存在しているのです。

副作用

マクロビオティックを始めて数ヶ月すると、体調が絶好調になってきます。
「なんてすばらしい!
これこそが、人間を健康にしてくれる最高の食事なんだ!」
と、多くの人が感動し、そのままの食事を続けようとします。
しかし、マクロビオティックを始める前の自分と、
数ヶ月経った自分とは、既にまったく別の人間なのです。
そのことに気づかず、最初と同じ食事を続けていると、
今度はまた別の問題が生じてくることもあります。

その問題の原因には何種類かのパターンがあります。
①陽性の食事がよい、と思い込んでしまい、陽性過多に陥ってしまう。
(本当は中庸がよい)
②菜食がよい、と思い込んでしまい、動物性のもの(=極陽性のもの)を一切摂らなくなる
一方で、甘いもの(=極陰性のもの)がやめられず、陰性過多に陥ってしまう。
(菜食は一時的には有効だが、必ずしも永遠に菜食にする必要はない)
③菜食や少食にこだわるあまり栄養不足(たんぱく質不足や必須脂肪酸の偏り、
低体重など)に陥る
(適度な体重は健康維持のために必要。特に女性の低体重は生殖能力の低下を
招くため要注意)
④玄米の長期連用による微量栄養素不足により体の各部が機能不全を起こす(玄米も一
時的には非常に有効だが、必ずしも食べ続ける必要はない)

代表的な症状としては
貧血
生理不順
無月経
肌が荒れる
肌が黒ずむ
吹き出物ができる
やせすぎ
その他にも、炎症を起こしやすくなるなど、人によってさまざまな症状が現れます。

特に注意してほしいのが、女性の生理不順や無月経です。マクロビオティックの食事を始めて数ヶ月すると生理が止まる女性が多く見られます。マクロビオティックの指導者の多くが「生理の停止は一時的なもので、また数ヶ月すれば再開するから大丈夫」とこともなげに言いますが、実際には1年経っても2年経っても再開しない人もいるのです。また、止まっている期間が長ければ長いほど、生殖器官は退化します。これは大きな問題を引き起こす場合もありますので、くれぐれも注意してください。本当なら、月経を停止させずに体質改善できるような食事法のさじ加減を指導するべきではないか、とわたしは考えています。

また、見落とされがちなのが、玄米の副作用です。
玄米にはすばらしいデトックス効果があり、体内にたまった有害な重金属などを排出してくれるといわれています。そのため、玄米を食べ始めてしばらくは、みるみる健康になってくるのです。しかし、玄米に含まれる豊富なフィチン酸や食物繊維は、有害な重金属だけでなく、体に必要なミネラルまで一緒に排泄してしまう働きを持っています。そのため、長期間食べ続けると、今度はミネラル不足に陥る場合もあるのです。

ビタミンやミネラルの必要量は実は人によって大きな開きがあります。そのため、ずっと玄米を食べ続けていても健康を保つことのできる人もいれば、ミネラル不足で逆に体調不良に陥る人もいます。そして、現代人には後者のタイプが多くなってきているのではないか、とわたしは感じています。

玄米を食べ続けても大丈夫な人たちは、「玄米さえ食べていれば大丈夫」と主張しますが、これは決して万人にあてはまることではありません。

その原因はおそらく、現代文明のあらゆるところに蔓延する化学物質汚染にあります。人間の体に化学物質が入ると、肝臓がそれを解毒しようと働くことで、大量のビタミン、ミネラル、酵素を消耗するからです。化学物質が多く蓄積している人ほど体が弱く、そういう人ほど大量のビタミン、ミネラル、酵素を必要とします。それなのに、玄米がそれらを排出してしまうために、逆に体調が悪くなってしまうのです。

このように、マクロビオティックが生まれた戦前の社会と現代とでは、環境も人間の体質も大きく変わってしまっています。マクロビオティックを実践するなら、そうしたことにまで配慮し、幅広い知識を身に付けたうえでの実践をおすすめします。