食材とその特性

ニラのチジミ

ニラは1年中見かける食材ですが、旬は春。夏になると硬くなってくるので、春のほうが柔らかくておいしいのです。ニラと相性のいい食材といえば?レバーとか卵とかを思い出す人もいるかもしれませんが、わたしにとっては「米粉」です。わたしが一時期暮らしていたタイではニラと米粉を使ったおやつが2種類ほどあって、大好きだったのですが、作るのはちょっと面倒くさい。でもチジミなら超簡単です。刻んだニラ(1/

「ゲノム編集」は新しいタイプの遺伝子操作で、従来型の遺伝子組み換えよりは精密な技術とされていますが、本質的には従来の遺伝子組み換え同様、安全性に不安の残る技術です。ゲノム編集作物で、日本でもっとも早く実用化されたのはトマト。高血圧などに効果のあるGABAを通常より多く含む「シシリアンルージュ・ハイギャバ」という品種が、サナテックシード社によって開発されました。GABAを多く含むトマトは通常

塩だけで漬けた飛騨の赤かぶら漬けが好き。いつも東都生協で買っていたのだけれど、最近取り扱いがなくなってしまいました。残念に思っていたところ、自然栽培の赤かぶを見つけたので、買って来て自分で漬けてみることにしました。赤かぶは皮は赤いけれど、切ると中は白いのです。漬けものにすると全部が赤くなるんだよ、と聞いてはいたけれど、ほんまかいな、と半信半疑で、やっぱり自分でやってみなきゃ、と思っていた

みなさんはご飯が余ったとき、どうやって保存していますか?「ご飯の保存は冷凍がいい」という説を聞いて、実践している人が多いように思います。この「ご飯の保存は冷蔵がいい」説の理由として一般的に挙げられるのが、でんぷんの性質です。でんぷんにはα(アルファ)でんぷんと、β(ベータ)でんぷんとがあり、これは分子構造の違いによります。水分量や温度変化により、αでんぷんがβでんぷんに変化したり、またその逆

(あれ? こんなもの頼んでないはずなのに……)生協が運んできたのは「サラダ油」の大型プラボトル。裏にはこんなラベルが。どうやらわたしは「国産なたね油」を注文するつもりで注文用紙の隣の欄の「サラダ油」にマークしてしまったようです。原材料欄のなたね油も、大豆油も、とうもろこし油もすべて「遺伝子組み換え不分別」。この「遺伝子組み換え不分別」という言葉の意味、みなさんは正確におわかりですか? 

「わたしは毎日火葬場でいろいろな方の骨を見てますけれど、この骨がこれだけ立派に残る人は…年にせいぜい……2人!」と葬儀屋さんに激賞されたのは母の骨の一部です。「この部分を我々は『喉仏』と呼んでいます。一般的にいうのどぼとけ(首の中ほどの出っ張ったところ)ではなく、頸椎2番を指すのですが、仏さまが胸の前で手を合わせているように見えるところからそう呼んでいます」。そう説明してくれたのは斎場の係員。

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