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わたしのコロナ感染記

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みなさんは新型コロナウイルスに感染しましたか? わたしは2月半ばに感染して、ごく軽症で治った、と考えています。ほとんど発熱もしなかったので、検査はもちろんしておらず、証拠は何も示せませんが。わたしがなぜ、そう考えているか、理由を説明しましょう。

理由①わたしのつれあいが、昨年12月から2月いっぱいまで、ずっと風邪を引きっぱなしだったのですが、彼は中国人観光客が大量にくる店で働いているため、まず彼が新型コロナウイルスに感染し、彼からわたしに感染したのではないかと推測しています。

理由②わたしのつれあいは、昨年12月には鼻水がやたら出ていたので、そのときは新型コロナウイルスではなかったと推測していますが、1月末から症状が変化し、咳と腰痛が主な症状となり、それが1か月以上長引きました。熱は微熱が2~3日あった程度でしたが、一番ひどいときは腰痛で立ち上がれないほどでした。

新型コロナウイルスは、突起(スパイクタンパク)が、人間の細胞上のACE-2という酵素に取り付いて、それを入り口にして細胞に侵入してきます。このACE-2がもっとも多く発現しているのが肺なので、肺炎になりやすいのですが、これは他の臓器でも発現しており、肺の次に多いのが、腎臓、肝臓、心臓などです。腎臓がウイルスに冒されると、腎臓は腰にありますので、腰痛にもなりやすくなります。彼はもともと腰痛持ちではありますが、重い荷物を持つなどの要因が何もないのに、立ち上がれないほどの腰痛になる、というのは珍しいことで、これは新型コロナウイルスによって腎臓が冒されたせいではないか、とわたしは解釈しています。

理由③あまり外食をしないわたしですが、2月の半ばに外食で天丼を食べたところ、その日の晩に発病しました。必要以上の栄養を摂ることにより、人間の体はその処理に追われ、防御機構が手薄になるため、新型コロナウイルスに負けて発症してしまったのだと思います。風邪特有の筋肉痛があり、胃痛と軽いむかつき、腸の不調がありました。たまに天丼を食べてもそんな風になったことはありませんし、胃が痛くなったことなど10年以上ありませんでしたので、これはウイルスによるものだと考えています。翌日も食欲不振と軽いだるさがありました。

理由④次の日の夜頃にはもうすっかり治った、と思ったのですが、それから2か月くらいの間、夜更かしすると腰痛になる、早く寝るように心がけて何日かすると治る、また夜更かしすると腰痛になる、ということを何度も繰り返しました。彼とおなじく、新型コロナウイルスによって腎臓がやられ、そのせいで腰痛になったものと考えています。

理由⑤咳はまったく出ませんでしたが、肺の上、つまり胸の皮膚に赤いボツボツというか、ひっかき傷のようなものが現れました。わたしは化学物質過敏症があり、夏に気温が上がってくると、建材から放出されるホルムアルデヒドによって肺が刺激され、そうすると肺の上の皮膚にも赤いボツボツが現れることがあります。つまり、胸の皮膚の異常は、内部にある肺の皮膚の異常を反映するものとわたしは考えています。今回、2月半ばから5月半ばまでの長きに渡って、わたしの胸の皮膚に異常があったのも、肺が新型コロナウイルスによって冒されたからでしょう。息苦しさや咳などの自覚症状はまったくありませんでしたが、多くの新型コロナウイルス感染者も初期には自覚がないものの、CTでは肺に影が出るなどの症状が確認されるといいます。

理由⑥胸の皮膚の上の赤いボツボツは、右胸により多く見られ、これは右肺の症状がより重かったことを反映していると考えられます。同時期、右手の親指の腹に芥子粒ほどの小さなおできがずっとありました。手の親指は肺の経絡の終点ですので、これも右肺の異常を示しています。風邪を引いてそのようになったことはこれまでありませんので、新型コロナウイルスが普通の風邪よりも手ごわいものである、ということを示していると思います。

5月の半ば頃になって、やっと諸々の症状がなくなり、もう夜更かししても腰痛にならなくなり、胸の上の皮膚もすっかりきれいになりました。89歳の母も同居していますが、なんとか無事に過ごしています。

1月に中国武漢での流行が報道されてしばらくは、これを重大視し、盛んに警告を発してきましたが、こうした自らの体験を踏まえ、また、日本全体での死者の少なさなどを見ても、新型コロナウイルスは、当初考えたほど怖いものではない、と思うようになりました。

マクロビオティックの原則に基づいて節制した自然な食生活を送ってさえいれば、感染しても発症しなかったり、発症しても軽症で済ませることができる、と今は考えています。


もともと病弱で、小学校1年のときは学校を年間28日間も休むほどだったわたしでも、こんな軽症で済ませることができるのですから、世間一般の皆さんでしたら、ますます大丈夫。ただし、中には若くても重症化する人もいるわけで、食生活や睡眠、運動などの生活習慣が発症するかどうかの決め手となるのではないでしょうか。
(わたしのつれあいは外食が多く、肉や揚げ物をガッツリ食べたり、甘い飲み物を飲んだり、とわたしの言うことを聞かない人なので、3週間くらい寝込んでいました)。

いくらマスクをしても、手を消毒しても、感染を完全に防ぐことは不可能です。それよりは、自分の体を整え、感染しても発病しない体づくりに励みましょう。

美絵似顔絵イラスト

自然療法家 安田美絵

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